2013年12月31日火曜日

『明治・大正のかわいい着物 モスリン』


誠文堂新光社より1月15日に発売になります。
今回は編集を担当させていただきました。

モスリンは、ちょうど明治維新の頃に日本に輸入され、
「着物」という日本独特の様式として発展します。
その中でもとくに「かわいい」はキーワードです。
子どもの着物は、着る子どもも喜び、
着せる大人も目を細めるかわいらしさを追求しました。
また、大人には大人かわいいモスリンが好んで着られました。
一冊手にとって、ぜひお楽しみください。





2013年12月8日日曜日

『ロザリオ』と『おおばこ』のこと

『ロザリオ』と『おおばこ』のことが載っていると、
友達が教えてくれました。

佐野史郎さんのブログ 二〇十三年霜月十九日

http://www.kisseido.co.jp/zakki/zakki1311.html

おそらく、恵文社さんの通販で買われたのだと思います。
ときどき通販で買い物をして、思っていた感じじゃなくて、
がっかりすることがあるけど、
期待を裏切らなかった? 気に入ってくださった?

ドラマや映画で放たれる言葉がすべて詩となって伝わることを諦めずに挑みたいものだ。

いつもよいお芝居をしていらっしゃる陰に、そういう思いがあることも
知ることができました。

2013年12月5日木曜日

インデザイン教えます




 30年ほど組版の仕事をしていましたが、
 ごく最近、出版社や印刷会社から請けていた組版単独の仕事から引退しました。
 今後は組版という本作りの一過程を担当するのではなく
 もっといろいろな取り組みをしてみたい、と思ったからです。

 それにしてもつらつらと思うのに、InDesignという実に便利なアプリケーションを、
 使っている方がまだまだ少ない。
 また、使っておられても、ごくわずかの機能しか使っておられず、
 InDesignの良さをほんとうにご存知でなかったりする。

 「そうだ!」と突然ひらめきました。
 「InDesignCS5.5での書籍作成を教える人になろう!」

 費用は無料で、と思っています。
 交通費とランチ代を出してくだされば、出張もいたします。

 「こういったものが作りたいけど、具体的に、どうやったらいいの?」とか、
 「印刷所に入稿するためにはどうしたらいいの?」など、
 何でもお気軽にお尋ねください。
 メールアドレスはこちらです:hibikinakajima@gmail.com

 ただし、あれもこれも…になるとたいへんなので、
 1ファイルを制作する段階での質問に、まずはお答えしたいと思います。
 また、それによって瑕疵が生じた場合の責任を
 追うことができないことは、あらかじめご了承ください。



写真は堀辰雄の書斎(本文とは関係ありません)

2013年11月7日木曜日

足利市立美術館へ


   
3連休最後の日に行ってまいりました。

瀧口修造についても武満徹についても疎い私でしたが、
展示を見たあとで木村裕さんのピアノ演奏と朗読、解説を通して
実際に当時、瀧口や何が起こったのか、を聴く事ができて、
とてもイメージが立体的になりました。

このコンサートがあった足利市立美術館1階ロビーは、
天井までガラスで外が見えるのですが、
そこを雲が形をかえて流れていったり、
高校生らしいカップルが音もなく自転車で通りすぎたり…が、
まるで音楽と呼応しているようだったのが、とても印象的でした。

当日の様子が、美術館ブログに載っていますが、
木村裕さんは詩にも現代音楽にも造形が深く、
今回のコンサートは、展示にとてもよく合っていてさらに深く踏み込んだ
よい企画だったと思います。
瀧口修造の詩を朗読しながらの即興演奏も、
作曲の現場を見ることはなかなかありませんので、
とてもエキサイティングでした。


(木村裕さんの詩集『宇宙の約束』についてはこちらをご覧ください。)
      
写真は足利駅近くで見た渡良瀬川です。

2013年11月6日水曜日

エッセイが掲載されました

     
   
(似内恵子著 成文堂新光社刊)の冬の章コラムに、
「冬の思い出 祖母の襷(たすき)」を書かせていただきました。

この本は、懐かしいアンティーク着物の写真がふんだんで、
とても美しいです。
英語の解説もありますので、日本の着物ファンだけではなく、
外国の方へのプレゼントにもぴったりだではないでしょうか。
  
どうぞよろしくお願いいたします。
 
  

2013年10月26日土曜日

武満徹ピアノ曲コンサートのお知らせ




詩集『宇宙の約束』を出された木村裕さんのコンサートが
足利市立美術館で催されます。

武満徹のピアノ曲コンサート
武満徹が瀧口修造に捧げた曲の演奏と解説 木村裕
11月4日(月・祝)15:00~ 参加費無料 会場:入口ロビー

「詩人と美術 瀧口修造 のシュルレアリスム」展は、
2013.11.3〜12.23 足利市立美術館 開館時間: 10:00~18:00 入館は17:30まで
休館日月曜日(11月4日、12月23日を除く)11月5日火) 観覧料一般700円
 

2013年9月27日金曜日

更新のお知らせ


アフマートヴァ詩集 ロザリオ おおばこ については、こちらをご覧ください。 


9月27日 
アンナ・アフマートヴァ訳詩集『ロザリオ』『おおばこ』 
というタイトルで、恵文社一乗寺店スタッフブログに、 
この2冊の詩集と訳者のことが紹介されました。
アンナのことをよく知らない人にこそ、この本を手に取ってほしいと木下さんは言います。アンナの言葉が彼女自身の支えになったように、生きづらい現代でも多くの人の心の支えとなるに違いありません、と。(同ブログより)

9月25日 
恵文社一乗寺店オンラインショップにて
ロザリオ おおばこ がお求めいただけます。
これらのサイトにあるアフマートヴァの生涯とその詩についての
文章もすてきです。 

9月24日 
アフマートヴァ詩集より詩を2篇掲載しました。(木下晴世訳)
   時折朝から黙って想う(おおばこ より) 
   そのとき私は地上の客となった(ロザリオ より)

9月23日 
詩集〈宇宙の約束〉より詩を2篇掲載しました (木村 裕著)
   不時着     雫の音
〈宇宙の約束〉については、こちらもあわせてご覧ください。

2013年9月12日木曜日

アフマートヴァ詩集


アンナ・アフマートヴァの詩集『ロザリオ』『おおばこ』(木下晴世訳)
   
   
アフマートヴァ(1889- 1966)について:
1912年に処女詩集『夕べ』を出版し文壇に登場、
これによってロシアで初めて女性が詩を公にすることになる。
これに触発されロシアに
第二の、第三の、…、百の、アフマートヴァが
現れたと言われている。
    
『ロザリオ』はその後出された第二詩集
『おおばこ』は第四詩集
その後、スターリン圧政下、
銃殺された前夫との思い出を綴った詩集『主の年1921』を最後に、
詩人は長い沈黙期に入る。
詩が書かれなかったわけではない。
いやむしろ、
隠喩と暗喩に満ちた多くの詩が書かれ、

弾圧と発禁命令の中、
人々によって暗記され、口伝えに伝えられた。

    
       

時代を経て手擦れた、小さくて薄い初版の雰囲気をできるだけ出してほしい、という
訳者の願いから、ほぼ同じ形とページ数の、日本語訳詩集が生まれました。
(装幀:中島悠子)


『ロザリオ』ISBN 978-4-9904850-6-1(定価 2500円 消費税込)
『おおばこ』ISBN 978-4-9904850-5-4(定価 1500円 消費税込)
2013年9月15日同時発行

お問い合わせは hibikinakajima@gmail.com まで
恵文社日ソ(nisso.net)でもお求めになります。

次の二つの詩を、こちらからご覧になれます:
時折朝から黙って想う    (おおばこ より)

2013年9月11日水曜日

『涼をよぶロマンキモノ展』

     
会期は9月24日までです。
お近くの方どうぞ足をお運びくださいませ。

涼をよぶロマンキモノ展 ―夏の愉しみ― 

展示会場で販売されるパンフレットを制作させていただきました。
(デザイン・レイアウトから印刷まで。表紙イラストはグレゴリ青山さん。)
こういう着物関連のデザインをやっているととても楽しいのは、
やはり和のものが好きだからでしょうか。
    
2013年7月18日(木)~9月24日(火)
開館時間:10:00 - 18:00(入館は17:30まで)

休館日:水曜日入館料:(特別展示・ベーシック展示あわせて)
《一般》500円 《小中高65歳以上》250
※着物(和装)でご来館の方は入館無料
 浴衣もOK!

主催:神戸ファッション美術館  特別協力:NPO法人京都古布保存会

2013年9月10日火曜日

『人とことば 』他

 

    

『人とことば  その関わりと研究のあゆみ』
山口 巖 著
ISBN 978-4-9904850-4-7
2013年1月20日 発行 定価 1200円 消費税込


山口 巖京都大学名誉教授による講義ノートの新訂版です。
言語学研究について初心者に分かりやすく解説されており、
現在も言語学のテキストとして読まれています。  

京都大学学術情報リポジトリよりPDFを
ダウンロードすることもできます。
http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/65019

hibikinakajima@gmail.com までお問い合わせください。

* * *

古代ロシア研究特別号
『ロシア文法の周辺  一般言語学への招待』
山口 巌 著
日本古代ロシア研究会 編・発行 2005年3月

こちらからPDFをダウンロードすることができます:
http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/65738

前発行所より引き継ぎました。
hibikinakajima@gmail.com までお問い合わせください。

2013年9月9日月曜日

詩集『宇宙の約束』

 
       
詩集『宇宙の約束』木村 裕 著
   
人間はどこから来たのか?  私たちの心の底に何があるのか?  
宇宙から見た人類の苦境や試練、
それらに負けない意志と生存の喜びを、
寓話の軽やかさで綴る小さな詩を集めています。
  
たまたま東日本大震災の前後に書かれ、
衝撃を受けたうえでまとめられた詩集です。




黒い紙にトレーシングペーパーを被せた上に、題名が印字されています。
本文は大きめの文字で行間を広く取って、読みやすい、空気感のあるレイアウト。
美術家・金子清美さんの装丁。


〈宇宙の約束〉より:  不時着  雫の音



ISBN 978-4-9904850-7-8
2012年12月20日発行

2013年9月4日水曜日

フライヤ

   
大原女さんの衣装などについてのフライヤです。
前年、研究成果をまとめたパンフレットも
作らせていただきました。

2013年9月3日火曜日

2019-2012年 

ブックワークス響から出版された本の一部をご紹介いたします。

『風のしらべ(現代どどいつ自選二十人集)』
中道風迅洞 序 現代どどいつ作品集刊行委員会
2009年11月 価格 1,500円(消費税込)
ISBN978-49904850-0-9
  

『四十年目の約束—きわめて私的な中国戦記—』中道風迅洞 著 2010年10月発行
「これだけは書き残しておきたい」、
現代どどいつの第一人者 中道風迅洞先生の渾身の一冊
ISBN978-49904850-1-6 価格 2,500円(消費税込)


『真理はあなたがたを自由にする』
惜しくも亡くなられた方の遺稿集(左)


『私の小さな旅』
文芸雑誌に長年にわたり投稿したエッセイを抜粋し、
記念として一冊の本に。非売品
お舅さまの形見の紬で製本(右)とその並製本(中)


KIKAKUZA HAIBUN CONTEST Decorated Works 2009-2011
スティーヴン・ヘンリー・ギル・湯浅信之 編 2011年9月発行
世界中から寄せられた俳文コンテストの優秀作品を掲載
ISBN978-4-9904850-3-0 価格 1,000円(消費税込)



歌集『多摩の丘より』
神保芳子 著 2011年3月発行
ISBN978-49904850-2-3 価格 2,500円(消費税込)
書評をこちらに書いていただいております
   
『永遠回帰』
牛島ミツヱ 著 2012年3月発行
81歳の著者が、

情熱溢れる、瑞々しい文章で綴る

などなど…
  

お問い合わせは hibikinakajima@gmail.com までお気軽にどうぞ





2013年9月1日日曜日

リンク集



アンナ・アフマートヴァの詩集『ロザリオ』『おおばこ』(木下晴世訳)

  2013年9月 日本ロシア文学会に掲載されました。
  『ロザリオ』ISBN 978-4-9904850-6-1(定価 2500円 消費税込)
  『おおばこ』ISBN 978-4-9904850-5-4(定価 1500円 消費税込)
  2013年9月15日同時発行
  

涼をよぶロマンきもの展 神戸ファッション美術館
  
  2013年7月18日(木)~9月24日(火)

  

『人とことば ― その関わりと研究のあゆみ』
  山口 巖 著 ISBN 978-4-9904850-4-72013年1月20日 発行 定価 1200円 消費税込 
  京都大学学術情報リポジトリよりPDFをダウンロードすることもできます。
  http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/65019
 
 
『ロシア文法の周辺一般言語学への招待』古代ロシア研究特別号
  山口 巌 著 日本古代ロシア研究会 編・発行 2005年3月
  京都大学学術情報リポジトリよりPDFをダウンロードすることもできます。
  http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/65738


歌集『多摩の丘より』神保芳子著

  2011年8月 Poem & Gallery Cafe 中庭ノ空 に掲載されました。