先にお知らせした足利市立美術館「詩人と美術 瀧口修造のシュルレアリスム展」へ、
3連休最後の日に行ってまいりました。
瀧口修造についても武満徹についても疎い私でしたが、
展示を見たあとで木村裕さんのピアノ演奏と朗読、解説を通して
実際に当時、瀧口や何が起こったのか、を聴く事ができて、
とてもイメージが立体的になりました。
このコンサートがあった足利市立美術館1階ロビーは、
天井までガラスで外が見えるのですが、
そこを雲が形をかえて流れていったり、
高校生らしいカップルが音もなく自転車で通りすぎたり…が、
まるで音楽と呼応しているようだったのが、とても印象的でした。
当日の様子が、美術館ブログに載っていますが、
木村裕さんは詩にも現代音楽にも造形が深く、
今回のコンサートは、展示にとてもよく合っていてさらに深く踏み込んだ
よい企画だったと思います。
瀧口修造の詩を朗読しながらの即興演奏も、
作曲の現場を見ることはなかなかありませんので、
写真は足利駅近くで見た渡良瀬川です。